コーヒーマイスターが選ぶ!コーヒーの苦い順ランキング!種類・豆・焙煎度ごとに比較
「エスプレッソとドリップコーヒー、どちらが苦いの?」と気になったことはありませんか。
コーヒーにはたくさんの種類があり、苦さもさまざまです。
自分好みの苦いコーヒーがわからない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、コーヒーマイスターである私が、プロの視点からコーヒーの苦い順を種類・豆・焙煎度の3つの角度から丁寧に解説します。
この記事でわかることは以下のとおりです。
- コーヒーの種類を苦い順にランキングで確認できる
- 焙煎度・豆の産地ごとの苦味の違いがわかる
- 苦いコーヒーが苦手な人が段階的に慣れる方法もわかる
コーヒーを苦い順に並べると?【早わかり一覧】
代表的なコーヒーを苦い順にランキング形式で並べると、以下のようになります。
| 順位 | 種類 | 苦さレベル | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | エスプレッソ | 深煎り・高圧抽出で最も濃縮された苦味。 | |
| 2位 | アイスコーヒー(ブラック) | 深煎り豆を使うことが多く、冷やすと苦味が際立つ。 | |
| 3位 | 深煎りのドリップコーヒー | 苦味が強いが、まろやかで優しい味。 | |
| 4位 | 中煎りのドリップコーヒー | 苦味と酸味のバランスがよい。 | |
| 5位 | アメリカーノ | エスプレッソをお湯で割るので苦味がやわらぐ。 | |
| 6位 | 浅煎りのドリップコーヒー | 苦味より酸味が際立つ。フルーティな風味が特徴。 | |
| 7位 | カプチーノ | ミルクフォームが苦味をほどよく中和。 | |
| 8位 | カフェラテ・カフェオレ | ミルク多めで苦味が抑えられる。 | |
| 9位 | ウィンナーコーヒー | 生クリームが苦味をやわらげる。 |
このように、メニューによって大きな差があります。
同じブラックコーヒーであっても、抽出方法や豆の焙煎度によって苦味の強さが変わります。
苦さに慣れていない人は、ミルクや生クリーム入りのメニューを選ぶとマイルドで飲みやすいよ。
コーヒーの苦さを決める3つの要素

苦い順を正しく理解するには、何が苦さを決めているかを知ることが大切です。
コーヒーの苦さは、主に以下の3つの要素で変わります。
- 要素①:焙煎度(ローストレベル)
- 要素②:豆の品種(アラビカ種VSロブスタ種)
- 要素③:抽出方法
要素①:焙煎度(ローストレベル)

焙煎度が深いほど苦味が強いのが、コーヒーの苦さを決定づける最も重要な要素です。
生豆の段階では酸味が強いコーヒー豆ですが、焙煎するほど成分が変化します。
特に、焙煎の化学変化によって苦味成分(クロロゲン酸ラクトン類やビニルカテコールオリゴマーなど)が増加します。
苦味成分は焙煎の熱によって生まれます。中煎りの段階でピークを迎える「クロロゲン酸ラクトン類」と、さらに焙煎が進むことで作られる「ビニルカテコールオリゴマー」が、コーヒーの心地よい苦味やコクの正体です。
熱を通す時間が短い浅煎りの豆は、豆本来のフルーティーな酸味がそのまま残ります。
豆を選ぶときは、「深煎り=苦味が強い」「浅煎り=酸味が強い」と覚えるだけでも十分。
要素②:豆の品種(アラビカ種VSロブスタ種)

現在流通しているコーヒー豆は、大きくアラビカ種とロブスタ種(カネフォラ種)の2つに分かれます。
苦味がより強いのはロブスタ種です。
風味が高く、華やかな果実感や心地よい酸味が特徴。高品質なスペシャルティコーヒーの多くに、この品種が使用されています。
アラビカ種の約2倍のカフェインを含んでおり、麦茶を煮詰めたような力強い苦味があります。
缶コーヒーやインスタントコーヒーの独特の苦味は、実はロブスタ種からきてるよ。
要素③:抽出方法

コーヒーの苦さは、豆の選び方だけでなく抽出方法によっても変化します。
抽出は、高圧・短時間でするほど苦味成分が濃縮されます。
マシンを使って9気圧という高圧をかけ、わずか20~30秒の短時間で一気に抽出するため、豆の苦味やコクが凝縮されています。
お湯の重みだけでゆっくり時間をかけてろ過するため、クリアでまろやかな苦味になります。
同じコーヒー豆を使っても、抽出方法を変えるだけで苦さが変わります。
抽出方法を変えるだけで苦いコーヒーが飲みやすくなるよ。
コーヒーの種類を苦い順に詳しく解説

それぞれの種類について、なぜその苦さになるのか、以下の順で詳しく解説します。
- エスプレッソ
- アイスコーヒー(ブラック)
- 深煎りのドリップコーヒー
- 中煎りのドリップコーヒー
- アメリカーノ
- 浅煎りのドリップコーヒー
- カプチーノ
- カフェラテ・カフェオレ
- ウィンナーコーヒー
苦い順①:エスプレッソ(苦さ:)

エスプレッソは、コーヒーの中で最も苦味が強いです。
苦味を生み出す秘密は、以下の条件が揃っているからです。
- 深煎り豆を使用しているから
- 独特な苦味のあるロブスタ種を一部使用しているから
- 高圧・短時間で抽出しているから
この条件のもと、専用マシンで抽出することで、コーヒーの旨味と苦味が30mLに凝縮されます。
イタリアでは一気飲みが定番だけど、最初はミルクや砂糖を入れると飲みやすいよ。
苦い順②:アイスコーヒー・ブラック(苦さ:)

アイスコーヒーは、以下の理由から強い苦味を感じます。
- 氷で薄まることを見越して、深煎り豆を濃いめに抽出しているから
- 人の舌は、コーヒーが冷たいほど苦味を受け取りやすい性質を持っているから
コーヒーそのものの濃さと、温度による味覚の感じ方が合わさって、強い苦味が生まれます。
深煎りのドリップコーヒーより苦く感じるのは、この2つが理由だよ。
苦い順③:深煎りのドリップコーヒー(苦さ:)

深煎りのドリップコーヒーには、シティロースト~イタリアンローストで深く焙煎された豆を使用します。
しっかりした苦みとコクがあるため、氷を入れてアイスコーヒーにしたり、ミルクを入れてカフェオレとしても楽しめます。
エスプレッソほどの苦味ではなく、刺激の少ない飲みやすいビターさ。
苦い順④:中煎りのドリップコーヒー(苦さ:)

中煎りのドリップコーヒーには、ミディアムロースト・ハイローストで焙煎された豆を使用します。
苦味と酸味のバランスが良く、コーヒー初心者にもおすすめしやすいです。
中煎りを基準にして、苦いのが良ければ「深煎り」、酸味を楽しむなら「浅煎り」にするといいよ。
苦い順⑤:アメリカーノ(苦さ:)

アメリカーノは、スッキリした口当たりで飲みやすいです。
普通のドリップコーヒーに似ていますが、エスプレッソを多めのお湯で割ったものです。
ベースはエスプレッソなので苦味はありますが、お湯で薄めるため驚くほどスッキリしています。
ドリップコーヒーよりも後味がクリアで、苦味が口に残りにくいよ。
苦い順⑥:浅煎りのドリップコーヒー(苦さ:)

浅煎りのドリップコーヒーには、ライトロースト・シナモンローストで焙煎された豆を使用します。
苦味が少なく、豆本来のフルーティーな酸味が際立ちます。
果実のような香りと爽やかな酸味は、コーヒーの苦いというイメージを変えてくれるはず。
苦い順⑦:カプチーノ(苦さ:)

カプチーノは、ふわふわの泡とコーヒーの苦味やコクを同時に楽しめます。
ミルクを使用したメニューですが、ベースがエスプレッソのため、力強い苦味や深いコクはしっかり残ります。
一般的には、エスプレッソ・スチームミルク・フォームドミルクの割合は1:1:1です。
エスプレッソの苦味やコクと、ふわふわなミルクの軽い口当たりを楽しめるよ。
苦い順⑧:カフェラテ・カフェオレ(苦さ:)

カフェラテとカフェオレは、ミルクのまろやかさを楽しめます。
- カフェラテ:エスプレッソ+スチームミルク
- カフェオレ:ドリップコーヒー+ミルク
ミルクの割り合いが多く、コーヒーの苦味がやわらぎマイルドな味わいです。
エスプレッソを使うカフェラテの方が、ミルクの中に苦みやコクを感じられるよ。
苦い順⑨:ウィンナーコーヒー(苦さ:)

ウィンナーコーヒーは、ドリップコーヒーの上に生クリームをたっぷり乗せたものです。
生クリームと一緒に飲むことで苦みがほぼ消え、極上のデザート感覚を楽しめます。
冷たくて甘い生クリームと、温かいコーヒーが口の中で混ざりあっておいしいよ。
焙煎度別・コーヒーの苦さランキング

同じコーヒー豆でも、焙煎度によって苦さはまったく変わります。
焙煎度は火を入れる時間が短い順から、以下の8段階に分かれます。
- 浅煎り:ライト→シナモン
- 中煎り:ミディアム→ハイ
- 深煎り:シティ→フルシティ→フレンチ→イタリアン
火を入れる時間が長いほど深く焙煎され、豆の色が黒く、苦味も増します。
| 焙煎度 | 苦さ | 酸味 | 特徴・向いている人 |
| ライト・シナモン | 酸味が強く、果実のような風味。苦味が苦手な人におすすめ。 | ||
| ミディアム・ハイ | 酸味と苦味のバランス型。初心者におすすめ。 | ||
| シティ・フルシティ | 苦味が前に出てくる。ブラック派に人気。 | ||
| フレンチ・イタリアン | 最も苦味が強い。エスプレッソ用に使われることが多い。 |
焙煎が進むと、コーヒーが酸味から苦味へと変化するのがわかるね。
産地・豆の品種別・苦さ比較

コーヒー豆の産地によっても、苦さの傾向は大きく異なります。
| 産地 | 苦さ | 風味の特徴 |
| ベトナム・インドネシア(ロブスタ種) | 【力強い苦味とコク】インスタントや缶コーヒーに使われることが多い。 | |
| マンデリン(インドネシア) | 【どっしりした苦味】濃厚なコクがあり、酸味が苦手なブラック好きに人気。 | |
| ブラジル | 【王道のバランス型】苦味と酸味のバランスがよく、くせが少ない。 | |
| ブルーマウンテン | 【黄金のバランス】苦味、酸味、甘味、コクのすべてが調和した最高級豆。 | |
| グアテマラ | 【上品な苦味】ほんのりチョコレートのような甘いコクが広がる上品な味。 | |
| コロンビア | 【マイルドで低刺激】くせがなく飲みやすい。コーヒー初心者におすすめ。 | |
| エチオピア・ケニア | 【フルーティな酸味】ベリーやシトラスを思わせる華やかな風味で、苦味は控えめ。 | |
| ハワイ・コナ | 【すっきりした甘味】爽やかな軽い酸味。苦味が苦手な人でも安心して飲める。 |
まずは、ブラジルのコーヒー豆から挑戦して自分好みの豆を探すのがおすすめ。
苦いコーヒーが苦手な人が段階的に慣れる3ステップ

「ブラックコーヒーを飲めるようになりたい」という人に向けて、段階的に慣れるステップをご紹介します。
- まずはカフェラテ・カフェオレから始める
- 浅煎りのドリップコーヒーに挑戦
- 中煎り→深煎りへ徐々に移行
一気に挑戦するより、ゆっくり慣れるほうが長続きするよ。
ステップ①:まずはカフェラテ・カフェオレから始める

コーヒーの苦味を全力でやわらげてくれるのがミルクです。
カフェラテやカフェオレは、コーヒー感がありながら苦味が少ないため、コーヒーの香りや風味に慣れるのに最適です。
ミルクやガムシロップなどで自分好みにアレンジしても大丈。
ステップ②:浅煎りのドリップコーヒーに挑戦

カフェラテに慣れてきたら、次は浅煎りのドリップコーヒーをブラックで試してみましょう。
浅煎りは苦味が少ないので、無理なく徐々に苦いコーヒーに慣れていけます。
朝食のサンドイッチと合わせると、コーヒーをより楽しめるよ。
ステップ③:中煎り → 深煎りへ徐々に移行

浅煎りのドリップコーヒーの酸味に慣れたら、中煎りのドリップコーヒーを試しましょう。
深煎りのドリップコーヒーが最終的なゴールですが、無理に急ぐ必要はなく、コーヒーの苦味やコクを楽みましょう。
私のようにカプセル式コーヒーマシンで苦いコーヒーに慣れるのもおすすめ。
おすすめのカプセル式コーヒーマシンは以下のとおりです。
チェックポイント
・ドルチェグスト:豊富なメニュー
・UCCドリップポッド:豆の個性を楽しめる
・ネスプレッソヴァーチュオ:豊かな泡を楽しめる
・ネスプレッソオリジナル:本格的なエスプレッソ
・キューリグ:有名店の味を再現
あなたに合うコーヒーの選び方をタイプ別で紹介

自分好みに合わせて、以下の4タイプから選んでみましょう。
- とにかく苦いコーヒーが好き:エスプレッソ・深煎りドリップ・マンデリン
- 苦味と酸味のバランスを楽しみたい:中煎りドリップ・ブラジル産・コロンビア産
- 苦味が苦手・コーヒー初心者:カフェラテ・浅煎りドリップ・エチオピア産
- 苦味に少しずつ慣れたい:浅煎り → 中煎り → 深煎りの順で試す
まとめ

コーヒーを苦い順にランキング形式で並べると、エスプレッソが1位でした。
コーヒーの苦さは、焙煎度・豆の品種・抽出方法の3つで決まります。
- 焙煎度:深煎りほど苦味が強く、浅煎ほど酸味が強い
- 豆の品種:ロブスタ種の方が苦味が強く、アラビカ種はほどよい苦味
- 抽出方法:高圧・短時間にするほど苦味成分が凝縮される
まずは大好きなデザートと一緒に、少しずつコーヒーの苦味にも慣れてみましょう。